ツール・ド・北海道2015(クリテリウム編)

ツールが終わってまだ2週間くらいしか経っていませんが、ずいぶん前の事のように感じます。

薄れつつある記憶をたどって回想してみます。

ツールの3日目はモエレ沼公園で行われる周回レースの「クリテリウム」です。

天気は朝から雨。体が冷えないよう、コースの試走は止めて固定ローラーを回し徐々にアップしていきました。僕が思うクリテは最初の3周までが大事で、心拍も呼吸も一番つらい時間帯です。体が慣れていないとインターバル地獄にやられてしまい、「咳」や「嗚咽」が止まらなくなる傾向にあります。それを防ぐためにもローラーで心拍をMAXまで上げておかなくてはならないのですが、前日のレースの疲れか、雨によるモチベーションの降下か、なかなか心拍を上げることが出来ないままスタート時間となってしまいました。

中級カテゴリのレースはS3・S4の混走(1周2.2kmを10周回)ですが、スタート位置をカテゴリごとに分けてくれたのがありがたかったです。

スタートしてすぐの第一コーナーは直角なので先頭付近以降はカオス状態なので、大きく減速しなくてはならず、立ち上がった後のダッシュがいちいちキツイのです。

1周目は第二集団で終えました。先頭集団までそれほど離れてはいなかったので、2周目中盤で先頭集団に合流成功。

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先頭集団は約15名。このまま最終ラップを迎える訳ですが、実はこのとき我々の集団から1名だけ逃げている選手がいます。しかも3周目くらいから。集団内ではそのうち吸収できるでしょうという感じで逃げを容認していたのですが、逃げていた選手はなかなかタレません。7~8周目くらいに「そろそろ追わなくては」と各選手は思っていたはずですが、自分を含め集団を指揮する選手はおらずローテーションが回りません。多分牽制とかではなく、みんなキツかったのでしょう。

結局逃げていた選手には逃げ切られてしまい、僕も最後の最後で先頭から千切れてスプリントには絡めず、13位に沈みました。

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でも終始先頭集団に残ることができたので、前日のロードレースよりは上出来だったと思います。

このコースはコーナリングのコツさえつかめば脚を使う事は無いのですが、「集中力」と展開を読む「レース勘」も大事です。あとはひたすら「我慢」ですねw。

今年のレースはいい所まで行くんだけど最後に千切れるというパターンばかりでガッカリな1年でしたが、「レースをしてる」と感じられた1年でもありました。それと、怪我無くシーズンを終えられたのが一番ですね。

来シーズンは少しレースの数を減らす方向で考えていますが、その分1つのレースを大事にしていきたいと思います。

何かと自転車中心な生活を送ってしまい、家族には迷惑をかけてしまっていますが、それでもレースに送り出してくれた事に感謝しております。

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