最終戦 市民体育大会
2016年のロードレースも最後の大会となってしまいました。
思えば春の道新杯に向けて1月から雪道の中をMTBで走り、3月半ばからロード練を開始。
実業団の練習会などにも参加させて頂いたりして春にしては今までに無い仕上がり具合でシーズンインしました。
が、今シーズンからは上級クラスのS2登録なので思うように勝たせてはくれません。
エリートクラスに昇格するにはポイントを多く稼ぐか、優勝して昇格を決めるしかないので、例年のごとくポイントの足りない僕は今回の市民大会で優勝するしか昇格の道は無いのです。
市民大会はS2クラスとJクラス(高校生)の混走になるので、活きの良い高校生はスタート直後に必ず全力でダッシュします。そういった動きに惑わされないよう誰が逃げているのか、タイム差はどれくらいなのかを把握しておかなくてはなりません。
先頭から2列目でスタートを切れた私は運よく先頭付近で第一コーナーに突入。前には高校生1名と他2名が逃げの様子。
1周目から3周目にかけては心拍が落ち着くまで我慢。気がつくと先頭集団は9~10名に絞られており、やっとペースが落ち着きます。
逃げから一人脱落したものの、2人との差は最大20秒まで開いてしまった。先頭集団にも高校生が1名含まれていたので差を詰めたいがみんなキツイのかペースアップできない。
集団内で若い2人がガンガン引いてくれるが私を含むおじさんたちは付き位置が精一杯だったと思う。
千切れたらオシマイ。風も若干強かったせいか去年よりキツイし、10周持つか分からなかったけど、踏めば差を詰めれたし風向きや位置取りで脚を休めるテクニックというか、ズルさもこのシーズンで身に着けた。
ポジションも去年より低く脚を上まで上げられる様になった。強い人は最後まで姿勢が崩れないし、無駄な動きやブレが全く無いのは体幹の強さと関節の柔らかさだと思う。
ラスト1周のジャンが鳴った。逃げとの差は10秒まで縮まっている。昨年と同じ場所でアタック気味にスピードを上げ、S字~坂を抜け最終コーナーでも先頭。
逃げていた一人が明らかにスピードダウンしていて、ゼッケンを見るとS2の選手!
この人を抜くとS2のトップは自分だ!下ハンを持ってスプリントに入る・・・その選手を捕らえた! と同時に左から数名に捲られ6位でゴール。
1位と6位の差はわずか0.9秒だったけどその距離は遠く感じました。
優勝は出来ませんでしたが今年の方が昨年よりレースをしたなっていう感じがして、本当に面白かった。辛かったけど(笑)。
という訳で、今シーズンは色々な方と練習する事が出来て、無駄な練習など全く無かったと思います。皆さん本当にありがとうございました。
そしてメンテナンスや写真を毎回撮って下さったMF工房の塚原さんには本当にお世話になりました。この場を借りて御礼申し上げます。
また来年、エリート目指してコツコツ積み上げていきたいと思います。