ニセコクラシック70km
先日の日曜日、自転車ロードレースのニセコクラシックというレースに参加してきました。
コースはニセコ~蘭越を走る140kmと70kmの2つがあり、私は70kmのコースでエントリーしました。
今回もサポート役とカメラマンとして「M.F.工房」の塚原さんにお世話になり、朝4時半に車で迎えに来てくださいました。そうです。運転手付なんです(笑)。
天気も最高のコンディション。しかしこの後気温がグングン上がりヤバいことに・・・。
会場に着き、受付を済ませ軽くアップ。すでに暑い。
去年から積極的にレースに参加したお陰で徐々に友だちも増え、スタート前はおしゃべりをしながら待てるほどリラックスしていました。
70kmコースの参加人数は約230人。本来はS3・S4・S5・L・M・C1・オープン という具合にカテゴリー分けされているのですが、表向きはオープンレースなので単純にこの中で誰が一番強いかを決めるということになります。車連に登録している人はカテゴリーごとの順位が出て、それぞれポイントが貰えます。
スタートして3kmは上り区間なのですが、先導のバイクによるスピードコントロールが行われ、パレードスタートでしたが、思いのほかペースが速く感じました。
登り切ってすぐ下りに入りそのままアクチュアルスタートで集団が一気に加速します。
最初の35kmは平坦区間なので、先頭集団に残っていなくては話しになりません。できれば先頭から10人くらいの位置をキープできればコーナー後やアップダウン後のインターバル的な動きも少なく、且つ落車の危険も少ないのです。
しかし、比較的ペースの速い集団内ではなかなか前へ出られません。
ここはおとなしく脚を温存する作戦に切り替え、中切れに注意しながら先頭集団で尻別川の河口を折り返します。ここでカメラマンの塚原さんが待っているはず。
バッチリ撮って頂きました(笑)。一応カメラに向かって手を挙げたつもりがでしたが。
ここから折り返して追い風区間。一層集団のペースが上がり50km/h平均で進み集団は徐々に小さくなっていきます。新見温泉に向かう10kmの上りに差し掛かった時には恐らく4~50人くらいまで減っていたと思います。
ハイペースな前半35kmで想像以上に脚を使ってしまい、多少戸惑いながら上りに入り、気温も30℃近くまで上がっている。このままハイペースで上っていけばタレるのは目に見えているので、目の前の選手を一人ずつパスしていくことに専念しました。
暑い。先頭はもう見えない。ヒルクライムはメンタルのバランスが非常に大事で「もうダメかも」って思った瞬間にガクッとペースが落ちることがあります。腰痛も出てきたし、後ろからパスされたりするともう心がポッキリと折れるんですね(笑)。
ただ今回は知り合いの選手が多数いたので協力し合いながら登り切ることに成功しました。
パノラマラインに合流して、ここからは高速ダウンヒル区間です。
ここでも塚原カメラマンが先回りしてスタンバイしてくれていました。
あと25kmくらいでしょうか。集団は完全に崩壊してバラバラに下って行ったようです。
ここからのアップダウンが一番キツく、脚が完全に売り切れ状態。ボトルのドリンクを飲むのも億劫になってきて、何もかも嫌になります(笑)。
冷たい水を頭から被りたいけど、ボトルは2本ともスポーツドリンク。頭から被るのはちょっと嫌だったので脚にだけかけておきました。
幸い、脚が攣るとかハンガーノックにはなりませんでしたが、サイクリングみたいなペースでゴールイン。辛かった。倍の140kmコースを完走した人たちを尊敬します。だって、ここから「はい。もう一周」って言われるようなもんでしょw
絶望しかない(笑)。
結果は先頭から約15分遅れの41位。S3カテゴリーの中では11位でした。
この結果には全然満足できないけど、9月のツール・ド・北海道に向けて良い練習となりました。
ニセコクラシックは実行委員会の積極的な宣伝活動により昨年より参加人数が増え、道外の実業団チームやレーシングチームが多数参加しておりました。海外からの参加も多く、将来的にはツール・ド・沖縄みたいな国際レースに発展する可能性も十分考えられるし、それに値するコースだと思います。
レースがハイレベルなものになれば北海道のロードレーサーに取って良い刺激になると思います。
今回はドライバー兼サポート兼カメラマンの塚原さん、朝練仲間の方々には大変お世話になりました。
9月の最後のレースまで全力で頑張ります。
そしてS2に昇格したいと思います!
コメント
お疲れ様でした。こちらこそお世話になりました(笑)今回も楽しませてもらいましたよ。
「そろそろ来るぞ」あの緊張感がたまらないんです!
次回もよろしくおねがいします!