ツール・ド・北海道2015

今年もこの季節を迎えてしまいました。

このレースが終わると一気に秋の気配が訪れて、僕の自転車熱も一段落します。

自身7回目の市民レースの舞台は美瑛町。中級カテゴリーの私は1周52kmのコースを2周します。平坦区間の多いコースプロフィールですが、山岳ポイントが2箇所あり、計4回の上りをこなさなくてはなりません。

今年はMF工房の塚原さんがレースの撮影に来てくれるとの事だったので、車に同乗させてもらいレースの前日に旭川で作戦会議(笑)。

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翌日は5時起きで美瑛に向けて出発。・・・が、だんだん怪しい天気に。

やっぱ例年通りの雨。

会場につくと一旦雨は止み、晴れ間も出ました。早めに受付を済ませ、入念にアップをしておきました。今年は例年に無いくらい知り合いが増えたので、色んな所で声をかけていただきました。本当に嬉しい限りです。何と言ってもリラックスできますし、レース中でもいろいろな面で助けられることが多いのです。

上級コースのスタートが終わり、プロレーサーのスタートが終わり、いよいよ僕らのスタートという所でまた雨が降ってきました。しかもかなりの本降り(笑)。

スタートして8kmは平坦区間なのですが、ツールにしては珍しく和やかムード。先頭から20番くらいに位置していましたが、後ろからどんどん被せてくるでもなく、先頭がガンガン飛ばしまくる動きも全く無く、「いやーこのまま平和に行きたいですね~」なんて横に居た選手に冗談を言われたりしていたんですが、上りに入った途端空気が一変します。

みんな盛大に駆け上がって盛大にタレてきます(笑)。僕は一定のペースで上りましたが、以前コースを試走した時よりは遥かに速かったと思います。

下りで遅れないよう泥水のシャワーを浴びながら飛ばしました。後で走行ログを見てみたら76km/h出てました(恐)。

そんな感じで1周目は先頭集団でクリアでき、撮影ポイントで待っていた塚原さんの前では先頭から3~4番目をローテーションしながら見せ場をしっかりと作っておきました(笑)。

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その時の写真がコチラ。僕のお気に入りです。

そうそう。今年はゼッケンが腰ゼッケンだけじゃなく、自転車にもゼッケンプレートが!プロレーサーみたいでカッコイイんです!

で、レースは2周目に。このまま先頭集団に位置しておけば最後までイケるんじゃないかと。200人以上いた選手も30~35人くらいに絞られているし、勝負はゴール前5km地点のちょっとした丘か?

などと考えていたら3回目の上りで脚が重くなってきます。ヤバい。このまま下りに入られたらついていけない・・・補給しなきゃ・・・そして今横を抜いていった選手に付いて行かなくちゃ・・・ってことは分かっているんですが踏めない。

千切れた。集団はどんどん遠ざかって行く。いや、もしかしたら平坦区間で一度ペースが緩むはずだから頑張ればまだチャンスはあるかも・・・後ろを振り返っても誰も居ないが、少し待って追走するかこのまま一人旅をするか。ここは非常にギャンプルみたいなもので、待ったは良いがみんな脚が残っていない人ばかりだとペースが上がらないままタイム差は広がってしまう。

逆に先頭集団から千切れて降ってきた選手を吸収して追走集団を形成したほうが良い場合もある。

そんなことを考えながら一人、水田の広がる田舎道を淡々と走っていると後ろから「一緒にいきましょう!」と一人の選手に声を掛けられた。

平坦が得意そうな脚質だったのでついていけるかギリギリの所でしたが、均等にローテーションしながら4回目の上りへ。すると、先頭から千切れてきた選手がチラホラ見えてきた。

やった。降ってきた選手に声を掛け、吸収してを繰り返し一時は6人くらいの追走集団を形成できましたが、平坦区間に入ると風がかなり強くなってきて、高速ローテーションに加われず千切れてしまう方も。

結局、最後のゴールまで残ったのは最初に声を掛けていただいた方ともう一名。30km追走しました。

先頭はさらにペースが上がったみたいで、僕らがゴールした10分前にゴールしたようです。

優勝したのはなんと先月このコースを試走した時にご一緒したTさん。レース中も色々お話したり、先頭を一緒に回したりしていただけに嬉かったのと同時に納得。平坦区間の引きが強いなあと思っていましたが、先月よりも遥かに強くなっていました。

そんなこんなで、私は21位。正直悔しくて仕方がなかったけど、気持ちでも負けていたんでしょう。

それでもゴール後はみんな清々しい顔でレースを振り返ります。

やっぱロードレースは良い。どんなスポーツもそうかもしれないけど年齢とか地位とか関係なくガチンコで楽しめる。皆さんありがとうございました。

お疲れの中送迎までしてくれた塚原さんには感謝しかありません!

これは最終日のクリテリウムで見せ場を作るしか無い!と心に誓い二人でカツカレーを食って帰路につきました。

「クリテリウム編」は後ほど!!

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